ご挨拶

当病院は1967年に、外科医であり、長崎県立上対馬病院院長として、長年対馬島民の方々に信頼された、故久恒 晴洋により、地域医療に貢献すべき信念の元に、創立されました。

 1991年院長として、平 昭雄(2001年顧問就任)が外科部門を担当。副院長として、原 正文(2001年院長就任)が整形外科部門を担当いたしました。

 現在では、当院の診療の中心は、原院長の専門である、整形外科ですが、平顧問を中心とした、九州大学第1外科の先生方による、外科部門も充実しており、前院長の歴史を継いで、頑張っています。

原院長は福岡大学整形外科学教室において、肩の整形外科では世界的権威であられる、故高岸 直人名誉教授の弟子として御教えを受け、又肩の解剖学を、故田川 隆輔教授に学びました。その後東京逓信病院 池内 宏先生に当時としては最新の関節鏡の技術を御指導いただき、1989年には、高岸教授のお許しを得て、米国UCLA,エルマン先生の元で、日本ではまだ新しい分野であった肩関節鏡による鏡視下手術を学びました。 

 多くの良き指導者の方々に教えを受けた経験を生かしたいと、開業以来、五十肩からスポーツ障害までのあらゆる肩の障害に苦しんでいらっしゃる方々に貢献すべく、研究・治療にとり組んでおります。

 又、その間、多くのスポーツ選手の方々の御相談にのる過程で、当院の理学療法士と研究を重ね、肩にとどまらず、又スポーツにとどまらず、あらゆる病気や怪我や、加齢・・・などの原因によって起こる運動機能障害について、改善するための治療、及びリハビリを提供できるようになりました。

 当院を訪れ、復帰を果たされた、あらゆる分野、あらゆる年齢のスポーツ選手の方々の御活躍が院長をはじめスタッフ一同の誇りです。又運動障害をお持ちの一般の方々には、日常生活をよりよく過ごすために、どうすればよいか・・・(運動はどのくらいやれるのか、どんな動作なのか、リハビリのやりかたは、)などの疑問に対する適切なアドバイスと治療が、喜ばれている、と自負しております。

 又、最近では、運動機能障害で悩む方々の中で、生活習慣病を合併する方が多い事から、高血圧、糖尿病、高脂血症、痛風、などに対するアドバイスと治療もあわせて行い(生活指導、栄養相談、運動療法)効果を上げています。

 当病院は、1人1人の患者さんをかけがえのない唯一の存在として大切に思い、又、病気そのものをホリスティックに捉え、それぞれの方が自分らしく生きてゆかれるために、より健康であられるよう願いつつお手伝いしたいと願っています。

経歴

1952年

9代続いた医師の家系に生まれる。

1979年

福岡大学医学部卒 同整形外科入局
福岡大学名誉教授 故高岸直人教授の専門である肩の研究を命じられ直接指導を受ける。

1983年

東京逓信病院 故池内宏先生の元で関節鏡について研究

1985年

福岡大学大学院「肩関節鏡における解剖学的および臨床的研究」で博士号取得

1988年

福岡大学整形外科講師

1989年

米国留学 Dr.ELLMANの指導下に関節鏡視下肩峰下除圧術を研修

1991年

久恒病院理事長、副院長

2001年

久恒病院 理事長 院長

2010年

福岡大学臨床教授

2018年

多年にわたる整形外科の学術分野における業績が認められ日本臨床整形外科学会より学術賞を授与される。

登録・認定医

  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医
  • 日本臨床整形外科学会名誉会員
  • 日本肩関節学会名誉会員
  • 日本リハビリテーション医学会臨床認定医
  • 日本スポーツ整形外科学会会員
  • 福岡大学整形外科臨床教授
  • 日本スポーツ協会認定スポーツドクター
  • 福岡県ソフトボール協会ドクター委員長
  • 福岡肩・膝・リハビリ研究会代表世話人
  • 粕屋の運動器とリハビリの勉強会代表世話人