概要

  • エックス線撮影装置2台(島津)
  • 0.4テスラオープン型MRI装置1台(富士フィルム)
  • エックス線透視装置兼、骨密度測定装置1台(島津)
  • 手術室用外科用Cアーム1台(富士フィルム)
  • ポータブルエックス線撮影装置1台(富士フィルム)
  • FPD(フラットパネルディテクター)2台(ケアストリームヘルス社)

放射線部では一般撮影(レントゲン)と、透視、骨密度検査、MRI検査を行っております。

放射線部は診療放射線技師4名(男性2名、女性2名)体制で一般撮影と透視検査、MRIを担当しています。
力を合わせて頑張っています。

一般撮影

患者さんに優しく被ばくを最小限に!をモットーとして、正確かつ痛みの出ない検査を心がけています。
骨・関節の外傷、疾患をメインとする整形外科には欠かせないシステムです。
当院の画像の読み取り装置にフラットパネル(FPD)を採用しております。
このフラットパネルを使用することにより、従来の撮影に比べ1/3~最大1/5の低線量化を実現しております。
また併せて写真には写らない不必要な部分のX線を適宜カットしているため、無駄な被ばくも少なくしております。
息止めが困難な方や、お子様も安心して検査を受けていただくことができます。

レントゲン撮影では以下のようなことがわかります。 骨折、脱臼、骨格系の異常、変形性関節症、大腿骨頭壊死、大腿骨すべり症、腰椎分離症、すべり症 骨端線離解、離断性骨軟骨炎、五十肩、石灰沈着性腱板炎、ルーズショルダー、野球肩、野球肘など。

野球肘(OCD)

角度を変えて撮影 するとよく分かります。

MRI検査

当院は2020年2月よりOpen型MRIを使用しております。

オープン型MRIとしては比較的大きな磁場(0.4T)を発生させており、 従来の超伝導型の装置と比べ音が静かで開口径が広いため、お子様やとくに閉所が苦手な方 でも撮影が可能です。

MRI装置では、エックス線検査ではわからない以下のようなことがわかります。

(肩・ひざ・足関節など)骨挫傷、疲労骨折、脆弱性骨折、筋損傷(肉離れ)、靭帯断裂、半月板損傷、軟骨損傷 (脊椎・股関節など)椎間板ヘルニア、腰椎分離症、圧迫骨折、脊椎・脊髄腫瘍・腹部動脈瘤 などが描出されるため整形外科では欠かせない検査装置となっております。

当院では2020年2月より、0.4Tオープン型MRI装置を導入しております。

※検査に不安をお持ちの方は事前に見学もできますのでお気軽に声かけください。 検査時間はおおよそ30分程度です。

骨密度測定

当院では2018年3月より、腰椎と大腿骨で測定するDXA法による骨密度測定を導入しております。
これまでの、両手や超音波による踵の測定法より正確に測ることが出来ます。
検査時間は2~3分です。
骨粗鬆症を指摘された方や、不安をお持ちの方はお気軽にお声かけください。

全脊椎撮影

側弯症や全脊椎のバランスの評価のために股関節や骨盤骨を含めた全脊椎の正面・側面像を行うことがあります。
当院では学校検診で側弯症の疑いを指摘された方や、脊椎(背骨)の曲りが気になる方の専門外来(第一、三水曜日)も 実施しております。

CT検査

当院ではCT検査が必要と判断された患者さんのみ、近隣のCTのある施設をご紹介しております。
CTは一般撮影(レントゲン)と比べ被ばくがどうしても多くなりますが低線量化を実現したうえの病院 の装置にて診断能の高い画像を提供いたしております。